小学校高学年での体験活動は、その後の非認知能力等に関してよい影響を及ぼす可能性あり

出典

文部科学省「21 世紀出生児縦断調査(平成13 年出生児)特別報告の結果について公表します」(令和5年3月24日)

掲載URL:https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa08/21seiki/kekka/mext_00002.html
(2023年3月26日確認)

出典の概要

2001 年(平成13 年)に出生した子の実態及び経年変化の状況を継続的に観察。同一客体を対象に学校教育から就業を毎年調査することで、出生時からの縦断データを整備することを目的としている。

読みどころ

小学校高学年の時期における各種の体験活動の経験は、その後の非認知能力等に関してよい影響を及ぼす可能性がある結果となっている。

○ 具体的には、
-小学校6年生時点で「自然体験」や「文化的体験」を経験することは、20歳までの時点における「自尊感情」、「精神的回復力」、「がまん強さ」、「精神的健康」のいずれに関しても、プラスの効果が見られた。

-小学校6年生時点で「社会体験」を経験することは、20歳までの時点における「精神的回復
力」、「がまん強さ」、「精神的健康」のいずれに関しても(「自尊感情」に関しては20歳の時点においてのみ)、プラスの効果が見られた。

○ 小学校高学年の時期においても、意図的・計画的に体験活動の機会を充実させていくことで、子供の非認知能力等の向上を図っていくことができる可能性があることが示された。

出典:文部科学省「21 世紀出生児縦断調査(平成13 年出生児)特別報告の結果について公表します」p.2

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mana-tan

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「学びと探究」(愛称:まなたん)のサイト管理者。オンライン合同学校説明会(https://www.jhschool.site/)の主催者でもあります。